近年、AI技術の進歩により、動画や文章の自動生成等が急速に発展しています。SNS等を活用し、短時間で収益を上げることが可能になった一方で、このような戦術的なアプローチだけでは、長期的な成功を収めることは難しいのではないかと思います。
この状況は、剣道の世界にも通じるものがあります。私は8才から高校卒業まで剣道をしていましたが(その後、半月板損傷で剣を置きましたが)、剣道では、「足に8分、手に2分」と言われ、古来より脚力の重要性が強調されています。
なぜなら、即座に相手の間合いを取ることが勝利への鍵であり、そのためには体を支え素早く動くための脚力、すなわち基礎力が不可欠だからです。剣道1級を取得していた小学6年生の時には、稽古のために地元の高校に訪問し、練習試合をした際に、高校生剣士に勝つことが出来ました。
当時は、村上もとかさん作の「六三四の剣」を読み、本気で日本一を目指そうと思っていた時期もあったのですが、作中で描かれていた砂をつめて重くしたビール瓶での素振りや走り込みを行うなどの練習方法を取り入れ、基礎力を高め続けていたからこそ、高校生剣士に勝つことが出来たのだと思います。
剣道においても様々な技があるのですが、「かつぎ面」という、竹刀を振りかぶる際に、左肩に一瞬、竹刀をのせるような動きをすることで、相手が胴を打たれるのではないかと胴を防御する際に生まれた一瞬の隙に、相手に面を打ち込む技があります。この技を覚えた時は、比較的簡単に試合に勝つことができる時期が続いたのですが、走り込みや素振り、型などのトレーニングを圧倒的にしていた剣士と戦った時は、容易に勝つことが出来ず、このことからも小手先の技よりも基礎力が重要であることがわかります。
これはビジネスや起業する際にも同様のことが言えるのではないかと思います。
AIやSNS頼みの小手先の技だけでは、結局は長続きせず、途中で行き詰まってしまうことが容易に予測できます。
では、AI時代にどのような基礎力が求められるのでしょうか?
思考力と問題解決能力
成功の基盤となるのは、思考力と問題解決能力です。AIやSNSの技術は便利ですが、それだけでは限界があります。情報化社会において溢れかえる膨大な情報をどのように取捨選択し、自分に取り入れていくのか、自分の頭で考え、様々な問題を解決する力が必要です。そのためにも適切な日々の学習や知識の蓄積、論理的思考能力を養うことが大切です。
抽象度の高い視点
変化が激しく先行きが見通せない現代においては、単なる小手先の技だけでは対応できません。次から次へと目の前に迫る情報の荒波に立ち向かうには、より抽象度を高め、広い視野で物事を捉える能力が求められます。まずは、時代の潮流の大きな流れを捉えることが必要なのです。そして自分の立ち位置を改めて見直し、自分の領域を超えて学び、異なる分野の知識を結びつけることで、新たなアイデアやビジョンを生み出すことができるのです。
プロデュース能力
成功者は、単なる消費者ではなく、プロデューサーでもあります。自分自身が創り出す力を高めることで、新たな価値を生み出し、より成功に近づくことができます。戦術的なAIやSNSを使い始める前に、まずは抽象度を上げ、プロデュース能力を高めて戦略的に考えていくことが先決です。その上で、AIやSNSを効果的に活用しながら、自分自身がクリエイティブなアウトプットを生み出すことを心掛けましょう。
まとめ
AIやSNSは非常に有用なツールですが、基礎力とプロデュース能力を養い、自分自身が創り出す力を高めることが、長期的な成功への道です。変化の激しい時代だからこそ、柔軟に対応し、自己成長を続けていきましょう。
既にAIやSNS運用をスタートしている人は、やめる必要はありませんが、一度立ち止まり、上記の基礎力とプロデュース能力を高め続ける努力をすることが成功力を高める原動力になるでしょう。
「次世代プロデュース 成功のセオリー」実践セミナーでは、効果的なプロデュースにより成功を加速させるノウハウを発信しています。
激流の中でもぶれることのない核を形成し、人より速く成功したい方は、是非、実践セミナーをご自身にインストールすることをお薦めします。
ぶれない強靭なメンタル、どのような状況下でも勝つことができるスキル、そしてその前に求められる基礎力(基盤)は、まさに武道において重要とされる「心・技・体」なのです。
そして、大切なのは、心技体はどれか一つが欠けても駄目で、全てにおいて能力を高め、そのバランスを保つことで、圧倒的な力を発揮することが出来るのです。
心技体を高め、そのバランスを保ち、AI時代においても、あなただけの成功をつかみ取りましょう。皆さんの成功を応援しています。